神経精神科
診療内容
私たちは、患者さんの悩みや心の痛みをじっくり時間をかけながら理解し、共に歩んでいく気持ちで一緒に解決していくことを基本的診療方針として皆さまの治療に当ります。
現代社会において精神疾患は児童から青年?成人期また高齢者まで幅広く認められます。当科では、精神科のプライマリーケアから高度の専門的医療サービスの提供まで広範囲な領域を対象として診療を行っています。一方で、和歌山市とその周辺において精神科診療所が増加したこと、当院は特定機能病院であることなどから、かかりつけ医との病状に応じた役割の分担?連携を進め、医大でなければできない専門性の高い医療の提供に重点を置きつつあります。現在、てんかん外来、認知症疾患医療センター、子どものこころ外来、うつ病の復職支援プログラム、緩和ケア医療チームへの参加、他科との密接な連携(コンサルテーション?リエゾン)、電気けいれん療法、クロザリル療法(難治性統合失調症を対象)、反復経頭蓋磁気刺激治療(rTMS, 治療抵抗性うつ病を対象)、などの専門的な診療を実践しています。
さらに一次予防としての精神保健活動にも積極的に関与し、各種職場の依頼に応じて教室員がメンタルヘルスの講演に赴いたり、また市保健所での精神保健相談事業にも継続的に医師を派遣しています。
専門分野
気分障害、統合失調症、認知症、身体疾患に伴う精神障害、摂食障害、不安障害、てんかん、依存症、児童思春期の精神疾患
関連リンク
- 和歌山県立医科大学神経精神医学教室韩国赌场_韩国首尔赌场-【官网】ページ
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スタッフ紹介(2024年7月現在)
役職 | 氏名 | 専門分野 | 学会認定 |
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教授 | 紀本 創兵 | 一般精神科臨床 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医?指導医 日本老年精神医学会専門医?指導医 |
准教授 | |||
講師 | 山田 信一 | 一般精神科臨床 認知症疾患医療センター |
精神保健指定医 日本精神神経学会専門医?指導医 日本老年精神医学会専門医 ?指導医 日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医?指導医 |
講師 | 石田 卓也 | 一般精神科臨床 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医?指導医 |
助教 | 上西 優介 | 一般精神科臨床 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医?指導医 |
助教 | 岡村 和哉 | 一般精神科臨床 分子神経生理学 自殺予防対策 |
精神保健指定医 日本精神神経学会専門医?指導医 |
助教 | 玉置 敦之 | 一般精神科臨床 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医?指導医 |
助教 | 舩井 翔平 | 一般精神科臨床 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医 |
助教 | 石山 雄大 | 一般精神科臨床 児童思春期精神医学 |
精神保健指定医 日本精神神経学会専門医 |
助教 (教育開発研究センター) |
喜多 奈津子 | 一般精神科臨床 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医 |
学内助教 | 魚谷 和史 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 木下 恵利加 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 小林 杏輔 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 藤林 舞 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 安藤 舜二 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 加藤 武則 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 濱田 祥生 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 春本 克太 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 福嶌 カケイ | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 藤内 拳士郎 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 松井 裕暉 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 松岡 佑弥 | 一般精神科臨床 | |
学内助教 | 増井 美咲 | 一般精神科臨床 |
診療の特色
精神科は心(精神)の病を対象としていますが、心の病といっても幅広く、純粋に心理的なものから脳の病気までさまざまなものがあります。また、色々な体の病気に伴って心の病気が起こることもあります。したがって当科では、心理的アプローチのほかに、精神科疾患といえども身体的アプローチを常に心がけており、頭部MRI?CTや脳波その他の臨床検査を積極的に実施して、診断?治療に反映させるようにしています。
また、総合病院である大学病院の特徴として、内科や外科など他の診療科と連携?協力して患者さんを診察するコンサルテーションリエゾン精神医学も私たちの仕事です。体の病気で入院した患者さんの精神的な問題をサポートすることは、全人的?包括的医療を期するためには重要なことと考えています。
入院施設としては、精神保健福祉法に基づく指定精神病床(40床:5階東病棟)を有しています。当科は県下の精神身体合併症治療(結核を除く)の中心的機関であるため、身体合併症を有した精神疾患患者さんの検査?治療を目的とした入院、さらに、電気けいれん療法、クロザリル療法を目的とした入院を指定精神病床において積極的に受け入れています。
専門外来の紹介
rTMS外来は、主として薬物治療抵抗性のうつ病を対象とし、月曜日に外来を開設しています。児童(原則、就学時以降)を対象とした精神疾患の相談については、火曜日に子どものこころ外来として対応しています。
認知症および老年期精神障害に関しては、原則として認知症疾患医療センター(電話:073-441-0776、FAX:073-441-0515、受付時間:午前8時45分から17時30分、平日のみ)を受診してください。
専門外来を受診いただいた後に、一般外来や連携医療機関に紹介させていただく場合があります。
一般外来の受付時間は午前9時から11時30分まで(月~金)となっています。